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おにぎりや日の丸弁当に欠かせない「梅干し」。
お店で買うと意外と高いし、着色料など添加物が加えられているものも多いんですよ。
でも大丈夫!自分で作る梅干しはの材料は「梅・塩・赤しそ」のみなので、自分も家族も安心して食べる事ができます。
この記事で紹介する「失敗しない梅干し作り」は赤しそを使って赤い梅干しの作り方をご紹介します。
(赤しそを入れずに作ると「白干し」となります。)
梅が旬を迎え梅仕事が楽しい時期、梅ジャムや梅シロップ、梅ジュース作りも楽しいですが、梅干作りをしてみませんか!
はじめてでも大丈夫!梅干し作りは意外と簡単

梅干し作りって「おばあちゃんが手作るもの」とか「大変」というイメージがあると思います。でも、材料はとてもシンプルでポイントさえしっかり押さえておけば大丈夫!
道具は「桶」と「重し」材料は「梅」と「塩」と「ホワイトリカー」と「赤しそ」だけ。
赤しそを入れない『白干し』という梅干しを作る場合は赤しそは使いません。(この記事では、赤い梅干しを作ります。)
梅を塩に漬けたら土用干しまでは、そのままにして、干してから数ヶ月~1年ほど寝かす。
簡単に説明するとこれだけなのです。
梅干し作りで失敗しないために準備するもの

梅干作りに必要な道具
梅干し作りで失敗しないためには道具や材料を選ぶことが大事です。
| 漬けるための保存容器 | 保存容器は、塩分に強い漬物用のものを使います。 漬物用樽・ホーロー容器・瓶・壺などがあります。 |
| 重し | 梅を漬ける時に使用する重しは、梅と同じ重さの重しを使います。 重しが軽すぎると、梅酢がうまく上がらなく腐敗やカビが発生し失敗してしまいます。 また、重しが重すぎると梅が潰れたりしてしまいます。 |
| 漬物用袋 | 漬物用袋を使用することによって、保存容器に直接漬け込むよりも清潔に漬け込む事ができます。 必須ではありません。 |
| ボウル・洗面器 | 梅を洗ったり、紫蘇のアク抜きをするときに使います。 |
| ザル | 塩漬けをした梅の土用干しをする際に使います。 |
材料
梅干用の梅は青梅ではなく完熟梅を使います。完熟の梅は、甘くてとても良い香りが家中に広がるんですよ。
スーパーなどで購入した梅が少し青い場合は2~3日追熟させ黄色くなってから漬け込みますが、時間が経つと梅が傷む恐れもあるので、なるべく完熟した梅を購入した日若しくは、翌日には漬け込むようにしましょう。
小梅でカリカリ梅を作る事ができますが、この記事ではよくある昔ながらの酸っぱい「ザ・梅干」の作り方をご紹介しています。
| 梅の漬け込み用 | 分量 | 備考 |
| 完熟梅 | 1㎏ | 完熟梅を使うと失敗が少ない。 (初心者さんには青梅はオススメしません) |
| 粗塩 | 180~200g(梅の18%~20%) | 18%以下だと腐敗やカビの発生リスクが上がる |
| ホワイトリカー(35度以上の焼酎でも可) | 適量 | 消毒用に使います |
※ホワイトリカーではなく梅酢を使っても良いのですが、ホワイトリカーを使う事で消毒になり腐敗しにくいので失敗が少なくなります。
慣れるまでは、ホワイトリカーを使う事をオススメします。
| 紫蘇用 | 分量 | 備考 |
| 赤しそ | 100g~200g(梅の10~20%) | 店頭に一時しか出回らないので時期を逃さない |
| 粗塩 | 10~20g(赤しその20%) |
失敗しない梅干し作り

①梅の下処理
梅の下処理はとても重要で、この工程をしっかりしておけば失敗を防げると言ってもいい程です。

傷があったり、痛んでいる梅はカビ発生や腐敗の原因になる事があるので取り除きましょう。

ヘタがあると、食べたとき口の中に残るんです。

その後、流水で梅を優しく洗います。
こすったり、ゴシゴシ洗うと傷付けてしまいカビや腐敗の原因となるので気をつけましょう。

水分が残っているとカビや腐敗の原因になりるので、しっかりと水分を拭き取りましょう。

霧吹きが無い場合は、ボウルにホワイトリカーを少量入れ、梅を数個いれコロコロとまぶすように梅にホワイトリカーを付けていきます。
②塩漬け作業
さぁ、次はいよいよ塩漬け作業になります。

一番下に塩を満遍なく薄く敷き、その上に梅を隙間無く並べていきます。
漬物用袋を使うと、より清潔に塩漬けができます。

塩は一番上に沢山使うので、配分を考えながらまぶしていく感じで振ります

落とし蓋をして重しをします。
重しは梅と同等のものを置き、2~3日しても梅酢の上がりが悪ければ梅の倍の重さにして様子を見ます。
③梅酢が上がるのを待つ
梅を塩漬けしたら、梅酢が上がってくるのを待ちます。
- 2~3日でジワジワと水分がでてきますが、これを「梅酢」と言います。
- 4日~1週間で梅が梅酢に浸かります。
この時点で梅酢が出ていない、若しくは少ない場合は重しをあと少し足します。 - 梅が梅酢に完全に浸かっていれば重しを半分に減らします。
④赤しそを加える(白干しの場合は不要)
赤しそは店頭に並ぶ時期がとても短く、並んだ瞬間に売り切れてしまうので、梅酢が上がって赤しそが並んだらすぐに手に入れましょう。
赤い梅干し作りに必要不可欠な作業で、一番手がかかりますが、これをするとあとは干すまで作業は無いので、ひと踏ん張り頑張ってやってみましょう!
※梅を干してから紫蘇を入れると、より一層鮮やかな赤い梅干しが仕上がりますが、紫蘇の塩漬けをして保管しなければなりませんので、今回は先に紫蘇を入れる作業でご紹介します。

結構、砂が付いていることが多いのでしっかり洗い落としましょう。

塩と葉をしっかり揉むと水分が出てしんなりとしてきます。
ギュ~っと絞ると、灰汁を含んだ黒っぽい水分が出てくるので固く絞って灰汁を捨てます。
絞った赤しそを軽くほどいて残りの塩を振り、再度揉んで灰汁を出します。

再度揉むと、紫蘇が鮮やかな赤身を帯びてきます。
ギュッとしぼった赤しそを梅酢の上がった梅の上に敷詰め、落とし蓋と軽めの重しをして土用干しまで待ちます。
⑤土用干し

さぁ、梅干し作りのクライマックスです!
土用干しは梅雨が明け、カラっとした晴天が3日以上続く日を選びます。
1日目~2日目
- 朝:保存容器から梅を取り出し、ザルに間隔を空けて並べ、風通しの良い場所で直射日光に当てて干す。
赤しそを入れた場合は赤しそも一緒に干します。(カラからに乾燥させてフードプロセッサーやミキサーにかければ「ゆかり」を作ることができます。) - 昼:梅を裏返して裏面も干す。
- 夕方:日が沈む前に、干した梅を梅酢に戻します(赤しそは入れません)。
保存容器の中の梅酢も一緒に日光に当てる事で、殺菌の効果があります。
3日目
- 朝:保存容器から梅を取り出し、ザルに間隔を空けて並べ、風通しの良い場所で直射日光に当てて干す。
- 昼:梅を裏返して裏面も干す。
- 夕方:夜も干したままにして、夜露(よづゆ)に当てます。
1カ月から梅干を食べることができますが、3ヶ月程置くと塩の角も取れてきます。
できれば半年以上寝かせておくと味も馴染んで美味しく食べる事ができますが、1年置いておくとより美味しく食べる事ができます。
⑥梅の保存方法

できあがった梅干は、清潔な保存容器で保管します。
18%以上の塩分濃度で漬けた梅は、常温で何年も保存することができます。
| 保存方法 | 備考 |
| 梅だけ保存容器で保存 | 塩味が強く感じる事ができる。 水分が少ないのでしっかりとした食感になる |
| 梅酢に戻して保存 | みずみずしく、ふっくらとする |
⑦梅酢の利用方法
沢山出た梅酢は捨てないでくださいね!
梅酢は新生姜を漬けて紅ショウガや酢の物、梅酢漬けなどを作ったり、蜂蜜と炭酸で割って梅酢ドリンクを楽しむなど利用方法が沢山あります。
また、次年度の梅干作りの際に梅酢を早く上げるのに使うこともできるのです。
まとめ

梅干し作りに挑戦してみたいと思っても、「何をどうしたら良いのか…」「おばあちゃんの作るものかなぁ…」と二の足を踏んでいるのなら、一度チャレンジしてみてください。
作り方、やり方に決まりはないのですが、失敗しないためのポイントがあります。
そこさえ押さえておけば大丈夫!
まず最初は完熟梅を選び、失敗の少ない塩分濃度で、桶や壺で作る事をオススメしています。
yurimamの周りでも、梅干し作りに初めてチャレンジする人が増えていますが、失敗する人の共通点は梅選びと塩分濃度、使う道具選びの間違っていることです。
これを間違えてしまうと、そのまま失敗につながっています。
SNSやネットでもっと道具や塩分濃度など簡素化されているものもありあますが、初心者さんには王道の梅干し作りの経験(成功体験)を積んでから、自分なりの楽しい梅仕事にチャレンジして欲しいと思います。
また、梅干に鰹節を混ぜ込む鰹梅や、蜂蜜を使ったハチミツ梅もとっても美味しくて良いのですが、また別の機会にご紹介します。
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